ソフトバンク佐藤直樹 母の支えとドラフト1位、戦力外通告からの復活と成績の軌跡

福岡ソフトバンクホークス
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ソフトバンクホークスの外野手・佐藤直樹選手は、ドラフト1位という華々しいスタートを切りながらも、プロの世界での壁に何度もぶつかってきた。

そんな彼をずっと支えてきたのは、母・亜美さん。
戦力外通告を乗り越えた裏側には、母子の強い絆と、あの日のドラフトの熱狂があった――。

この記事では、「母」「ドラフト」「戦力外」「成績」の順に、佐藤選手の人生ドラマを追いながら、わたしなりの熱い応援コメントとともにお届けします!

ソフトバンク佐藤直樹の背後には、母の愛とスナック「Nao」

兵庫県神戸市出身の佐藤直樹選手。
少年時代から野球一筋だった彼を、最も近くで支えたのが母・亜美さんだ。

神戸でスナック「Nao」を営む彼女は、息子・直樹の名前を店名に冠するほど深い愛情を注いでいた。
ただ、その愛情は甘やかすものではない。

同姓同年齢の阪神・佐藤輝明選手と比べられ、「じゃない方の佐藤」と冗談を言われることもあったが、佐藤選手は苦笑しながらもそれを力に変えていた。

そして2023年、先発出場で結果を残した試合後、母からのLINEには「ありがとう」の一言だけ。

その一言に詰まった想いが、プロの世界で苦しむ彼にとって、何よりも大きな支えだった。

「ありがとう」って、こんなに重たい言葉、あります?

母親って、普段は何も言わなくても、全部見てるんですよね。
戦力外を食らっても、育成になっても、支配下になっても…ずっと息子の背中を見てたんです。

スナックの名前が「Nao」。
これだけで、息子愛マックスなのが分かるし、息子がプロの世界で踏ん張ってる姿が、誇りだったに違いない。

俺もね、母親に「ありがとう」って言われた時のこと、今でも忘れないんです。
周りは笑ってるけど、家族だけは知ってるんですよ。

どれだけ苦労して、歯を食いしばってここまで来たかを。
佐藤直樹選手の「母との関係性」、これはただのエピソードじゃない。

成功の根っこです。
泣けるわ…ほんと。

ドラフト会議でのサプライズ指名、笑顔の裏にあったプレッシャー

2019年のプロ野球ドラフト会議――ソフトバンクホークスは当初、石川昂弥選手を1位指名したが、抽選に敗れる。

そして次に指名されたのが、佐藤直樹選手。
意外性のある“繰り上げ1位”指名だった。

このニュースは、彼の母が営むスナック「Nao」に集まった30人以上の地元民を驚かせ、最終的には50人以上が祝福に駆けつけるお祭り騒ぎとなった。

契約金は1億円+出来高5000万円、年俸1600万円。プロ野球選手として、華々しい一歩を踏み出した。

だが、周囲の期待と「繰り上げ1位」という視線のギャップが、彼に重くのしかかったのも事実。
背負ったものは、決して軽くなかった。

「繰り上げ1位」なんて言葉、ほんと嫌い。
何が繰り上げだよ!ちゃんと評価されたから選ばれたんでしょ?

ソフトバンクは、“佐藤直樹”という可能性を信じた。
それで十分。しかも、母のスナックに集まった地元の人たちの歓喜の声!想像するだけで鳥肌もんですよ。

俺も地元の人に支えられてる感覚って、すごく大事にしてる。
SNSの「いいね」より、地元の「がんばれ」が沁みるんです。

佐藤選手は、プロ野球という夢の舞台に上がった瞬間から、すでに成功者です。
でも、彼はそこで満足せずに挑み続けた。それが本物の“プロ魂”ですよ。

戦力外通告――プロ野球選手としての“死線”を越えた瞬間

2023年シーズン終了後、佐藤直樹選手はソフトバンクから戦力外通告を受ける。
打率.167、本塁打1、盗塁3という成績は、プロの世界では“結果不足”と判断されても仕方がない。

しかし、彼はここで終わらなかった。
育成契約で再契約し、背番号「138」に変更、年俸も1300万円に減額。

だが、彼はこう言った。
「これ以上の地獄はないから、もう前を向くだけ」。

その言葉通り、2024年には2軍で打率.340、10盗塁の好成績を叩き出し、6月1日には再び支配下選手に復帰した。

“戦力外”という絶望を乗り越え、再びプロの舞台に戻ってきた彼は、今まさに「本当の勝負」を迎えている。

戦力外になったら、普通はもう終わりだと思うよね。
でも、佐藤直樹は違った。「ここがスタート」って顔で立ち上がった。

これ、言うのは簡単だけど、実際にやるって超ムズい。
背番号が「138」って、もうそれだけで「俺は育成です」って背中に書いてるようなもん。

でも、彼はその番号すら誇りにしてた。

2024年に支配下復帰した時、「やっぱこの男、持ってるな!」って叫んだファン多かったと思うよ。

数字じゃ測れない努力。
プロ野球って、そんな“見えない戦い”の連続だけど、それを乗り越えた選手ってのは、マジで強い。

俺も背中押されたわ。「俺もやったる!」って。

プロ5年目、成績の壁とその先に見える光

佐藤直樹選手の一軍通算成績は、正直に言えば目立つものではない。

  • 2020年:1軍出場なし(2軍で盗塁王)

  • 2021年:打率.000(11打席無安打)

  • 2022年:打率.129/1本塁打/2打点

  • 2023年:打率.167/1本塁打/2打点

  • 2024年:打率.191/0本塁打/6打点(支配下復帰後)

通算打率は.162。
それでも、評価されているのはその“走塁力”と“守備力”。

50m走は5.8秒、遠投は120m。育成から支配下に戻るほどの“実力と努力”があることは証明済みだ。

打撃に課題が残るが、それは改善できる部分。
今後、数字がついてくる日を信じてやまない。

通算打率.162?関係ないって!守備と走塁だけで価値ある選手っているし、そもそも数字に出ない貢献度がありすぎるんよ、佐藤選手って。

俺、打率だけじゃなく「スタンドを沸かせられる選手」ってところも見てるんだけど、彼はその筆頭。

ベンチから出てきて全力疾走する姿、アウトになっても悔しがる姿、あれがファンを惹きつけるんです。

これから打率が上がってきたら、マジでレギュラーも夢じゃない。

努力は絶対に裏切らない。
俺は、佐藤直樹の“次の逆転劇”を信じてるし、ずっと見届けたい!

まとめ

ソフトバンクホークス・佐藤直樹選手。
母の愛に支えられ、ドラフト1位で注目され、戦力外通告という絶望を乗り越え、そして今、再び成績で勝負を挑んでいる。

華やかなスタープレイヤーとは違うかもしれない。
だが、努力・根性・家族愛――“人間としての厚み”が佐藤直樹にはある。


そして今この瞬間も、グラウンドで汗を流している彼を、私たちは心から応援したい。

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