「マコちゃん」の愛称で親しまれる読売ジャイアンツの京本眞投手。
育成出身ながら支配下登録を勝ち取り、注目を集める彼の原点は、大阪・大淀ボーイズと大分・明豊高校時代にある。
驚異的な成績と技術の進化、そして逆境から這い上がる精神力は、まさに次世代エースへの布石だった。
この記事では、そんな京本眞選手の「中学〜高校」時代を成績・技術・精神面に至るまで徹底解剖。未来を担う才能の本質に迫ります!
大淀ボーイズ時代に光った“素材力”|中学時代の成績と成長
京本眞選手が野球人生の礎を築いたのは、大阪市立歌島中学に通いながら所属した「大淀ボーイズ」だ。
2016年から2018年の3年間で彼は一気に頭角を現すことになる。
特に2018年夏、ジャイアンツカップでの全国制覇はインパクト絶大。
あの島野愛友利と共に全国の頂点を掴んだ瞬間は、関係者の間でも「この世代の大本命」と注目を集めた。
当時の京本はまだ成長期で、身長の急伸により投球フォームに課題もあったが、それすら成長の糧に変える柔軟性があった。
身長は3年で15cm以上伸び、球速は108km/hから132km/hへ。
変化球も習得し、特にスライダーとカーブの精度は同世代トップクラス。
被安打率1.90、防御率1.05という“怪物級”の数値を叩き出している。
彼の投球フォームは中学3年時にしてすでに完成度が高く、今の「低リリース高制球型」の原型もここにある。
チェンジアップの習得が、後のフォークボール誕生へとつながったのだ。
大淀時代はまさに、「原石が磨かれた瞬間」だったと言えるだろう。
マコちゃんの中学時代、もう既にスターの片鱗が出てたわけですね!
大淀ボーイズ時代の成績を聞いて、「ただの才能だけじゃないやん…育成の鬼やん…」と震えました。
ジャイアンツカップでの全国制覇も「運」ではなく、ちゃんと「実力」。
そして地道なフォーム改善。
いやぁ、やっぱり努力って裏切らんなあ。
応援せずにはいられません!!
原石が光り始めた場所――それが「大淀ボーイズ」
大阪・此花区に拠点を置く中学硬式野球の名門「大淀ボーイズ」。
ここは、未来のスター選手たちが己の可能性と本気で向き合う、いわば“野球の道場”のような場所です。
その中でひときわ異彩を放ったのが、「マコちゃん」こと京本眞。
彼が野球人生を本格的にスタートさせたこの場所は、ただの中学野球チームではありませんでした。
それは、【自分の限界を超えていく場所】であり、【仲間と全国制覇という夢を追う舞台】だったのです。
2016年に入団した京本少年は、当初はまだ細身で華奢な印象でしたが、1日6時間以上に及ぶ練習を、文句一つ言わず黙々とこなしていたといいます。
特に印象的なのは、月に一度の体力測定。遠投、球速、垂直跳びといったデータを記録し、「昨日の自分を越える」ことに全員が熱を燃やしていたというエピソード。これが、大淀ボーイズの強さの秘訣です。
そして迎えた2018年――
京本眞は、エースの一角として【ジャイアンツカップ全国制覇】を達成。
全国の舞台での堂々たるピッチングは、「育成とは思えない」と後に言われるほどの完成度を誇っていました。
彼の球速は3年間で24km/hも伸び、132km/hに到達。
スライダーとカーブを武器に、防御率1.05、被安打率1.90という“中学生離れ”した成績を残し、名実ともに“全国トップクラスの右腕”として名を轟かせたのです。
また、この時期に身長も急成長。身体のバランスが崩れやすい思春期特有の難しさも、大淀の精鋭コーチ陣が見事にサポート。
投球フォームを一から丁寧に作り上げ、「プロを見据えた基礎」をこの場所で確立していきました。
いやあ、ほんと大淀ボーイズって、ただの育成チームじゃないですね。
もう、完全に“人を育てる”チーム。
京本選手がそこから羽ばたいたというのが、なんとも胸アツです。
練習にしても、データ管理、コーチの関わり方、全部がプロ級。
そして何より、そこにいる選手たちの「夢に向かう熱」がすごい。
マコちゃんの土台を作ったこのチームの存在は、本当に尊くて感動的です。
野球を始めたばかりの少年が、ここで仲間と共に汗を流し、笑い、泣き、成長して…
気づけば未来のジャイアンツのマウンドに立つ――
こんな物語が現実にあるって、もうドラマよりドラマでしょ!
故障と復活の2年目|明豊高校時代のターニングポイント
明豊高校に進学したマコちゃんは、1年秋からベンチ入りを果たすなど順風満帆なスタートを切った…と思いきや、2年夏に右肩を故障。
一時期は球速も落ち、登板機会を失う苦しい時期を過ごすことに。
しかし彼は「休養=退化」ではなく、「進化のための準備期間」として捉えた。
フィジカルトレーニングで体重は11kg増加、筋力と投球安定性が格段にアップ。
球速は138km/hから146km/hまで上昇し、秋季九州大会ではベスト4進出に大きく貢献した。
特筆すべきは、制球力の向上。
リリースポイントを常に意識し、縦変化のコントロールに磨きをかけた。
この時期から、プロも注目するフォークボールの開発に取り組み始め、2021年には全国トップレベルの変化量(平均42cm)を記録することに成功する。
京本選手の「失敗から学ぶ力」がいかに高いかがよく分かるエピソードだ。
やっぱり一流って、「逆境でどうするか」で分かれますよね。
故障で腐らずにトレーニングに打ち込む姿勢…まじでプロ意識高すぎですわ。
しかもそれが球速アップとかに繋がってんのが本当にスゴい。
マコちゃん、あなたのストイックさにこっちは泣きそうです(本音)。
センバツ準優勝とプロ注目の完成形|3年春の衝撃的成績
2021年春、明豊高校はセンバツ大会で快進撃を見せ、ついに決勝まで進出。
準決勝では中京大中京戦で救援登板し、3回1/3を1失点に抑える活躍を見せた。
決勝では東海大相模のエース石田隼都との投げ合い。
結果こそ敗戦だったものの、被長打率.083という神がかった数字でプロのスカウト陣の注目を浴びる。
この大会での最大の収穫は、「精神的成長」だった。
緊張感の中でも冷静さを失わず、ゾーンに投げ続ける姿勢に、京本選手の「試合を読む力」が垣間見えた。
ちなみにこの時点での高校通算防御率は1.89、奪三振率8.9、与四球率2.1という完成度。
まさに“育成ではもったいない”逸材だった。
このセンバツ決勝、リアルタイムで見てて心臓バクバクでした(笑)もう…「育成7位とかありえへんやろ!」って叫んだ記憶あります。
マコちゃん、君は明豊高校の誇りです。そして僕らファンの誇りでもあるんやで…!
プロでの開花へ|中学・高校の積み重ねが光る現在
2021年ドラフト会議で読売ジャイアンツに育成7位で指名された京本眞。
多くの育成選手が苦しむ中、彼は驚異的なスピードで支配下登録を勝ち取った。
その理由は明確。
「中学・高校で積み上げた技術とメンタルの土台」が、プロの世界でも通用したからだ。
フォークボールは完全に武器化され、2024年5月のプロ初登板では、ヤクルト打線を三者凡退に抑える完璧投球。
制球力、冷静な投球判断、投球フォームの安定感…すべてが“完成品”に近づいている。
現在も進化を止めることなく、オーストラリアウィンターリーグにも参加し、防御率2.06という好成績をマーク。
着々と「未来のエース」への道を歩んでいる。
もう正直、マコちゃんの成長速度にビビってます(笑)。
いや、こんなドラマチックな選手、応援せずにいられます?
高校時代の努力がいま“プロ”という舞台で実を結んでると思うと、胸熱ですよ…。
この調子で、ぜひ東京ドームのマウンドを支配してほしい!
まとめ
京本眞選手は「育成の星」であり「逆境の申し子」。
中学から高校にかけて着実に積み重ねてきた「努力の連続」が、いまプロで花開こうとしている。
彼のように、フォーム・技術・精神、すべてを磨き続ける姿勢こそ、若きアスリートの理想形だろう。
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