プロ野球界で今最も注目されているリリーフ投手のひとりが、福岡ソフトバンクホークスの杉山一樹選手です。
2023年シーズンでは、自己最多の50試合に登板し、4勝1セーブ、防御率1.61という抜群の安定感を披露しました。
その活躍の裏には、球速150km/hを超えるストレートの存在があります。
この記事では「杉山一樹 球速」をキーワードに、彼の速球の秘密とトレーニング法、球速を活かした投球スタイル、そして課題と今後の展望について深掘りしていきます。
杉山一樹の年俸はなんでそんなに上がった?そのワケは“球速”と“球種”にあり!
杉山一樹投手、今年の契約更改でなんと年俸4000万円(推定)にアップ!
去年が1500万円だったから、一気に2500万円も昇給したって、なかなかすごくないですか?
「え?そんなに上がるほどの活躍したの?」と思ったそこのあなた。
はい、ちゃんと理由があります。
今シーズンの杉山選手は、チーム最多タイの50試合に登板。
しかも4勝0敗、1セーブ、14ホールド、防御率1.61という、ガチで安定感抜群の成績を叩き出してるんです。
ポイントはやっぱり球速と球種の使い方。ストレートは常に150キロ超えで、最速はなんと155キロ。
さらにフォークでググッと落として、打者のタイミングをズラす戦略がドンピシャにハマってました。
ちなみに昨年は1軍で1試合も投げてないんですよ?
そこから「今年ダメなら終わり」っていうくらいの覚悟を持って中継ぎに専念。
結果を出して、ちゃんと評価もされたってわけです。
本人は「まだ評価足りないかも」なんて冗談めかして言ってたけど、これから年俸もっと伸びそうな雰囲気バリバリです。
この“覚醒ストーリー”、まだまだ続きそうですね!
杉山一樹、球速150キロのウラにあった“崖っぷち覚悟”って話。
杉山一樹投手の150キロ超えのストレート。
あれ、ただの筋トレやフォームの力だけじゃないんです。
実は、「今年ダメなら終わり」っていうガチの覚悟から生まれた球だったりするんですよ。
というのも、2022年は1軍での登板ゼロ。完全に「このままじゃ終わる…」っていう空気だったそうで。
そこで杉山選手、自ら首脳陣に「中継ぎ一本で勝負させてください!」って直談判したんです。
で、スタイルも一新。
これまでは長いイニングを想定して、力配分しながら投げてたんだけど、2023年は“1球に全力”の魂のピッチングに切り替え!
その結果、平均球速150キロオーバー、最速155キロという激アツな投球スタイルに。
「もう速い球投げてアピールするしかないっしょ!」って感じで、真っ向勝負を挑み続けてたんですね。
しかも、シーズンを通して50試合も登板して球速が落ちないって、どんだけメンタル強いのって話。
捕手の甲斐拓也さんも「杉山に助けられた」って大絶賛。
もうね、この人の球速は、数字以上に“背水の陣”の気迫が込められた速球なんですよ。
つまり、「球速=覚悟」。それが杉山一樹の今を作ってる、ってことです!
第3球種「カーブ」が球速を活かすカギに。杉山一樹が目指す進化形ピッチング
現在、杉山一樹投手が力を入れているのが新たな球種「カーブ」の習得です。
一見、球速とは関係なさそうに見えるこのチャレンジ、実はストレートの威力をさらに引き立てるための大事なピースでもあります。
杉山のストレートは常時150km/hオーバー。これに対してカーブは100〜110km/hほど。
この約40キロのスピード差が打者のタイミングを狂わせ、ストレートがより速く感じられる“錯覚効果”を生みます。
つまり、球速を武器にするために、あえて遅いボールを磨いているというわけです。
これまでもスライダーなどの球種を試してきたそうですが、「ストレートに悪影響が出る」として断念。
その点、カーブは「直球に影響を与えず投げられる」という理由から、杉山にとって最適な選択肢となりました。
今後は、「3球種で勝負するスタイル」を目指しており、
ストレート・フォークに続く決め球として、このカーブを使いこなせるようになれば、さらに厄介な存在になること間違いなし。
来季の杉山は、単に速いだけではない、緩急を使いこなす完成型の投手として、さらに注目されることになりそうです。
4000万円は通過点!今後の杉山一樹に期待されること
年俸4000万円という数字は、プロ野球選手としては十分な額。
しかし杉山一樹投手にとっては、これは通過点に過ぎません。
本人も「納得はしたけど、もっと価値のある数字を残しているつもりだった」と語っており、来季の目標はズバリ「日本一」。
リーグ優勝からの“日本シリーズ制覇”を見据えています。
プロ野球選手の年俸は、成績と同じく実績+将来性が評価されます。
杉山選手の場合、怪我の少なさ、安定感、そしてメンタルの強さからも、今後さらに年俸が伸びていくことが予想されます。
将来的には億プレイヤーとして、ホークスのリリーフエースとなる可能性も。
まさに今後が楽しみな選手の一人です。
まとめ
杉山一樹投手が手にした年俸4000万円という金額は、ただの数字ではありません。
そこには、1軍登板ゼロの悔しさから這い上がり、「今年が最後」とまで言い切って挑んだ覚悟のシーズンがありました。
ストレートは150km/h超え、最速155km/h。
フォークの落差で空振りを奪い、新たに磨き上げているカーブで投球の幅を広げる。
そのすべてが、ただ“球を投げる”のではなく、「プロで生き残るために、全てを賭けている」姿勢の現れです。
50試合という過酷な登板数を乗り越えてもなお、球速が落ちない。
それは、肉体の強さだけでなく、メンタルと信念が作り上げた結果に他なりません。
杉山一樹は、決して“天才タイプ”ではなかったかもしれません。
でも、努力と向き合い、自分を信じ、貫いてきたからこそ、今があります。
そしてこれからは、日本球界を代表する中継ぎ投手へと進化していく未来が確実に見えています。
彼の直球には、「これまでの努力」と「これからの野球人生」すべてが込められています。
そんな杉山一樹の挑戦を、これからも全力で応援していきましょう!
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