“サニブラウンに勝った男”、それが五十幡亮汰(いそばたりょうた)。
今やプロ野球界で韋駄天と呼ばれる彼は、かつて陸上界で「消えた天才」と称された異才のスプリンターだった。
中学時代には全国制覇、100m10秒79という驚異の記録を叩き出したが、その後の進路は意外にも野球。
この記事では、「五十幡亮汰 消えた天才 陸上 100mタイム」というキーワードに込めて、彼の知られざるストーリーを追いかけてみよう。
ファンの間では“イソバタ”の愛称で親しまれる彼の魅力が満載だ!
100m10秒79!中学陸上界を席巻した“サニブラウンを超えた男”
2013年の全日本中学校陸上競技選手権大会。
愛知県で開催されたこの大会で、当時中学3年生だった五十幡亮汰は100m・200mの2冠を達成。
100mでは向かい風(-1.0m/s)という悪条件の中、10秒92の記録で優勝。
さらに200mでも21秒81での勝利という、まさに圧巻の走りを見せた。
注目すべきはその相手。
なんと、後に日本記録保持者となるサニブラウン・アブデル・ハキームを100mで破り、200mでも上回ったのだ。
「サニブラウンに勝った男」として一躍注目を浴び、“イソバタ”の名前は全国に轟いた。
しかしこの偉業は、陸上界にとっても異色だった。
というのも、その後の全国大会や高校陸上シーンに彼の名前が一切現れなかったからだ。
つまり、当時の彼は“瞬間最大風速”で全国を驚かせた、本物の“天才スプリンター”だったのです。
いや〜五十幡選手、マジでヤバいっす!
中学で10秒台って、どこのウサイン・ボルト!?しかもサニブラウンに勝ってるって……もう映画化レベルの逸話ですよこれ。
しかもそれが“イソバタ”だと思うと感動しかありません。
こういう異才って、まさに「マインドセット」の象徴。陸上じゃなく野球を選んだ理由も、まさに彼なりの“選択の物語”。
僕もつい応援したくなる選手の一人です!
“消えた天才”と呼ばれた理由とは?突然の進路変更の裏にあった約束
五十幡亮汰が“消えた天才”と呼ばれる所以は、高校以降、陸上記録にその名が出てこなかったから。
これはつまり、あれほどの才能を持ちながら、彼が陸上を辞めたことを意味していた。
その背景には、亡き母との「プロ野球選手になる」という約束があった。
小学3年生で母・恵子さんを病気で亡くした五十幡。
母は彼が野球をしている姿を見るのを何より楽しみにしており、亡くなった直後に見つかった手紙にはこう書かれていたという。
「お母さんは、野球をしている亮汰が大好きです。頑張ってプロ野球選手になってください。」
この言葉が、彼の人生のコンパスとなった。
陸上で頂点を取った少年は、母との約束を果たすため、野球の世界へと舵を切ったのだ。
この話、泣けます。
陸上で天下を取った天才が、その道をあえて捨ててまで、母との約束を選んだなんて…。
僕が五十幡選手を“尊敬”する最大の理由はココです。
記録じゃない、想いを貫くその姿勢。
熱くなっちゃいますよね!
こんな選手が日本ハムにいるってだけで、ファン冥利に尽きます!
“韋駄天外野手”としての進化とプロでの爆発力
野球一本に絞った五十幡は、佐野日大高から中央大学へと進学。
俊足を武器に大学リーグでも活躍し、2020年のプロ野球ドラフトで日本ハムから2位指名を受ける。
プロ入り後は、主に代走や守備での出場が続いたが、2024年シーズンにはついに本領発揮!
キャリアハイの18盗塁をマークし、そのうち13個が接戦での貴重な盗塁だった。
走るたびに球場がどよめき、敵チームに「存在自体が脅威」とまで言わせた。
ちなみに50m走は“5秒6”。これはまさに人間バグレベル。
“イソバタ”の異名は伊達じゃない!
ハッキリ言って、プロの舞台であそこまで足で魅せられる選手って希少ですよ!
イソバタが塁に出た瞬間、もう何かが起きそうな予感しかしない!
スピードって、野球でも最高の武器なんですよね。
少年時代の才能が今、まさに咲き誇ってる感じ。
これからの進化もヤバいです、ホントに!
参考までに、ソフトバンクの周東選手との比較を見てね!
項目 | 五十幡亮汰 | 周東佑京 |
---|---|---|
所属球団 | 日本ハムファイターズ | ソフトバンクホークス |
ポジション | 外野手 | 内野手 |
50m走タイム(手動) | 5秒6(中学時点の記録) | 5秒7(大学時点の記録) |
100mベストタイム | 10秒79(中学3年時) | 11秒2(高校時点) |
陸上経験 | 全国大会2冠(100m・200m) | 陸上経験なし(高校までは野球一本) |
プロ通算盗塁数(2025) | 56盗塁(成功率71.8%) | 141盗塁(成功率80%以上) |
盗塁王獲得回数 | 0回 | 2回(2020・2021) |
脚力評価 | 「球界屈指の韋駄天」 | 「世界のスプリンター級の加速力」 |
「走る戦術」侍ジャパンでの躍進と今後の可能性
2024年11月、五十幡はついに侍ジャパンのトップチーム入り。
プレミア12のチェコ戦では、代走として登場し、二盗・三盗と連続成功。
まさに“代走のスペシャリスト”として、チームに勝利を呼び込んだ。
彼は「自分が出ることで点が取れる」と語り、足での貢献を自覚している。
新庄監督も「球界屈指の韋駄天」と絶賛し、彼の存在そのものが“戦術”と化している。
将来的には、レギュラー定着も視野に入っており、「走塁の革命児」としてのポテンシャルは計り知れない。
正直、野球でここまで“足”が武器になるとは思ってませんでした!
でもイソバタは違う!チームに与えるインパクト、観てる側のワクワク感、全部が桁違い。
あの走りを見てるだけで元気になれます!
これからも全力応援!目指せ、レギュラー不動の1番センター!
最後に一言
「サニブラウンに勝った男」は、今、“プロ野球界の韋駄天”として走り続けている。
夢を諦めたのではなく、新たな夢を選んだその姿は、私たちに「本当の成功とは何か?」を問いかけてくれる。
ありがとう、イソバタ。これからもその疾走に、目が離せません!
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