PR

上沢直之はメジャーで通用しない?成績と年俸そして評価を徹底解剖

福岡ソフトバンクホークス
この記事は約6分で読めます。

「うわっち」の愛称で親しまれる上沢直之(うわさわ なおゆき)選手。

メジャー挑戦に踏み切った2024年、多くの期待を背に海を渡りましたが、その夢はわずか10日間で終焉を迎えました。

防御率7.63、2試合のみの登板という厳しい現実。

それでも彼は諦めず、ソフトバンクホークスに新天地を求め、4年10億円の契約を結び復活の道を歩み出します。

この記事では、「上沢直之 メジャー通用しない 成績 年棒 評価 譲渡金」をキーワードに、彼のキャリアの起伏と未来を深掘りします。

なぜ「上沢直之はメジャーで通用しない」と言われるのか?

上沢直之投手がメジャーで“通用しなかった”という意見には、それなりの根拠があります。

まず、2024年のMLB成績はたった2試合、わずか4イニング、防御率2.25。

しかし、これはあまりに短すぎるサンプルで、本質は3Aの防御率「7.63」という数字にあります。

なぜここまで苦戦したのか?それは球速と球質の問題です。

MLBの平均ストレート球速が約151.6キロに対し、上沢選手は約145.5キロ。

たった6キロの差と思うかもしれませんが、メジャーでは致命的です。

変化球も軒並み性能が落ち、「武器」であったスプリットも球速低下によりフォーシームとのギャップが縮まり威力半減。

さらに、彼はメジャーに合わせて投球スタイルを大きく変更。

ストレートの割合をNPB時代の39.0%から、わずか9.6%にまで減少させた結果、持ち味を失ったとも言えます。

つまり、「通用しなかった」のではなく、「通用する形を作れなかった」と言えるでしょう。

正直に言えば、僕は彼のメジャー挑戦に胸を熱くしていた一人です。

自分の息子もピッチャーを目指しているからこそ、上沢選手のような“挑戦する姿”に心打たれるのです。

結果は確かに厳しかった。

数字だけを見れば、「失敗」と言いたくなる気持ちも分かります。

でも、たった1年、10日で「通用しない」と決めつけるのは早計ではないでしょうか?

誰だって、最初から完璧に海外で結果を出せるわけじゃない。

だからこそ、僕は野球少年の息子にこう言いました。

「上沢さんはかっこいいよ」と。

挑戦した姿こそ、子どもたちに見せたい背中だと思います。

通用しなかったのではなく、通用しようとした男の物語が、今も進行中だと信じています。

上沢直之|メジャーリーグ成績(2024年)

区分 内容
MLB(メジャー)成績 登板:2試合(リリーフ)投球回:4イニング防御率:2.25
滞在期間 約10日間のみ(メジャー)
AAA(マイナー)成績 登板:20試合(主に先発)勝敗:5勝4敗防御率:7.63

備考:メジャーではほぼ実績を残せず、短期間でマイナーへ。

マイナーでも高い防御率で苦戦。

上沢直之|メジャーリーグ年棒(年俸)推移

所属 推定年俸
2023年 北海道日本ハムファイターズ(NPB) 1億7,000万円
2024年 タンパベイ・レイズ(MLB・マイナー契約) 3億7,500万円(達成ベース、未満達成)
2025年〜 ソフトバンクホークス(NPB) 年俸 2億5,000万円×4年(総額10億円規模)

備考:メジャー契約は逃し、マイナー契約により年俸は実質ダウン。

日本復帰後は高評価により大幅アップ。

上沢直之|メジャーリーグ評価(MLBでの分析と批判)

観点 内容
球速の差 ストレート平均145.5km/hで、メジャー平均151.6km/hより約6km遅い。これは致命的とされる。
投球スタイル変更 ストレート比率を約39% → 約9.6%へ大幅ダウン。結果、変化球の効果も落ちた。
スプリット性能の低下 球速が下がり、フォーシームとのギャップ減少。武器としての力を失う。
評価の声 「メジャーでは通用しなかった」「技術対応力に課題」など厳しい声が多数。一方で「短期間では判断不可」と擁護する専門家の声もあり。

補足:投球の質・球速・適応力、いずれもメジャーでは厳しいと評価されたが、短期滞在ゆえ評価はやや不完全とも。

上沢直之|メジャーリーグ譲渡金(ポスティングによる移籍金)

内容 金額
日本ハム → タンパベイ・レイズ 6,250ドル(約91万円)

備考:これは過去最低水準であり、ファンや球界内で批判を招いたポイントの1つ。

比較例(参考) 譲渡金
山本由伸 約70億9,000万円
今永昇太 約14億2,000万円
有原航平 約1億3,000万円

わずか91万円の譲渡金がもたらした波紋

ポスティングでメジャーへ渡った上沢直之選手。

しかし、彼の譲渡金はたった91万円(6,250ドル)。

これは山本由伸(70億円)、今永昇太(14億円)と比較しても桁違いの低さ。

この事実に対して、ファンやメディア、球団関係者からは「義理がない」との声も。

新庄監督も「マイナー契約なら行くべきじゃない」と忠告していました。

しかも、帰国後に古巣の施設を利用しつつ、契約はソフトバンクに…。

一部では「制度の抜け道利用」とも言われ、ルールの整備不備が浮き彫りになりました。

とはいえ、元メジャーの上原浩治氏は「上沢は悪くない」と明言。

ルールに則って行動している以上、責めるべきは選手ではなく制度でしょう。

親としては、あの91万円という数字を見たとき、「え?本当にそれだけ?」と驚きましたよ。

でも、息子には「金額の話よりも、夢を追ったことのほうが大事」と話しました。

大人の世界では「筋を通せ」みたいな文化もあるけど、子どもにとって大事なのは“挑戦した”という姿。

メジャーで挫折しても、また立ち上がったことがすごいんです。

それを教えてくれたのが上沢選手だったし、今も彼の姿から学ぶことがたくさんあります。

息子と一緒に応援していきたい、そう思っています。

まとめ

  • 上沢選手はメジャーで結果を残せず、事実上の“1年での撤退”。
  • 成績は乏しく、マイナーでも高い防御率。
  • 年棒はNPB→MLB→NPBで大きく変動。
  • 譲渡金91万円という歴史的低額により、制度問題も浮上。
  • 技術・契約・評価のいずれにおいても、「失敗」と言われるが挑戦自体は価値があるとする声も。

制度と価値観のズレが浮き彫りに

今回のケースで最も注目すべきは、「ポスティング制度の限界」です。

上沢選手はFA権未取得ながら、ポスティングで渡米。

その結果、球団には実質的な利益はゼロ。制度をフル活用した形です。

これは日本特有の「義理人情」と、メジャーの「ビジネス重視」が真っ向からぶつかった事例。

制度が選手にとって不利なのか、球団にとって不利なのか。

いずれにしても、12球団統一ルールの整備が急務となっています。

有原航平に続く「メジャー経由ソフトバンク入り」というルートも定番化しつつあり、今後さらに議論を呼ぶ可能性大。

日本球界の将来を左右する、大きな分岐点と言えるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました