プロ野球2025年シーズン序盤、ソフトバンクホークスに衝撃が走った。
4月4日に本拠地・みずほPayPayドームで行われた埼玉西武ライオンズとの一戦に0―6で敗北し、まさかの単独最下位に転落。この結果は2013年7月24日以来、実に約12年(4272日)ぶりという衝撃的なものだ。
いや~、プロ野球の世界って、改めてシビアですよね。
今回は、ホークスファンなら誰もが気になる話題、「ソフトバンクのリチャード選手が2軍へ降格」というニュースをテーマに、ちょっと違った角度から掘り下げてみたいと思います。
ニュース的には「成績不振で降格」ってそれだけの話に見えるかもしれませんが、実はここには成長のヒントがゴロゴロ転がってるんです。
ソフトバンク リチャード 2軍落ち!?
試合後、記者会見に姿を現した小久保裕紀監督は、落ち着いた口調でこう語った。
「今日は負けたが、良いところを見つけていくしかない。選手たちには前を向いて欲しい」
一見、前向きなコメントに聞こえるが、会見の最後に放たれた一言が場の空気を一変させた。
「リチャードは今日で終わりです。明日からはファームに行ってもらいます」
開幕から「8番・三塁」のポジションでスタメン起用されていたリチャード選手(25歳)に対し、まさかの二軍降格を宣言したのだ。
ソフトバンク リチャード 小久保監督の決断
4月4日の西武戦、ソフトバンクは0-6で完敗。そして、その試合後に小久保監督の口から飛び出したのが、あのインパクト大のセリフ。
「リチャードは今日で終わりです。明日からファームに行ってもらいます。」
これ、かなりショッキングな言葉ですが、小久保監督の真意は「もう終わりだから諦めろ」じゃないんですよ。
むしろ逆で、
「いったん区切りをつけて、ここから本気で鍛え直してこい」
っていう、本気の愛情と期待の裏返しなんですよね。
だって、開幕からずっと「8番・三塁」でスタメン起用してたわけです。
チームとしても、監督としても、チャンスはしっかり与えてた。
でも22打数で2安打、打率0割9分1厘、しかも12三振。
結果が出なかったことは事実。
でも、それ以上に小久保監督が見ていたのは、「気持ちの部分」だったんじゃないかなと。
ソフトバンク リチャード、兄貴山川選手の本音に学ぶ”成長の法則”
で、ここで登場するのが“兄貴分”山川穂高選手。
リチャード選手とは自主トレから一緒に過ごしてきた仲なんですね。
そんな山川選手、実はこんなコメントを残しています。
「期待してないです(笑)。でも、みんなあいつが打席に立ったらチャンネル変えないでしょ?」
これ、めちゃくちゃ深い。
本当は誰よりも気にしてる。
だからこそ、ちょっとイジる。
でも“期待してない”というフレーズの裏には、
「お前ならできる。でも、まだ何かが足りないんだよ」
という、山川選手なりの優しさと厳しさが混ざってるんですよね。
私風に言うなら、「ダイヤの原石だけど、まだ光り方を知らない状態」ってところでしょうか。
今回のソフトバンクのケースって、僕らの世界、つまりビジネスの世界でもよくあるんです。
「毎日宣伝してるんですけど、全然反応がないです…」
「商品作ったんですけど、まだ1個も売れなくて…」
っていう声、めちゃくちゃ聞きます。
でもね、リチャード選手のように、
- 見た目を変えたり
- フォームを調整したり
- 自主トレをがんばったり
しても、「数字=成果」が出なければ、プロの世界では“次のステージ”には行けない。
つまり…
途中までがんばった、は誰も評価してくれない世界なんです。
でも、これは絶望じゃない。
むしろ「評価されなかった」ってことは、「伸びしろがまだ残ってる」ってこと。
小久保監督も、山川選手も、それを分かってるからこそ、リチャード選手を“見放す”のではなく“再スタートさせた”んです。
「2軍=終わり」ではなく、「2軍=再スタートの場所」
野球ファンのあなたなら、2軍に落ちた選手を見て「もう終わりか…」と思った経験、一度はあるかもしれません。
でも、実はそれって大きな誤解なんです。
2軍っていうのは、単なる「落ちた場所」じゃない。
むしろ、再起動の場所。リスタートの場所。
そして何より、ブレイクスルーのために自分を見つめ直すチャンスの場所なんです。
実際、今回のソフトバンク・リチャード選手のように、開幕スタメンで6試合続けて起用されながら、結果を出せずに2軍へ――というのは珍しくありません。
むしろ、ここからが本番というケースも多い。
ファンは、復活劇が大好きだ
野球ファンってね、“落ちたスター”が帰ってくる物語に弱いんですよ。
- 不調にあえいで2軍へ
- 地道な努力と修正
- 数ヶ月後に1軍復帰
- そして劇的な勝利打! みたいな。
これ、我々のビジネスの世界も一緒ですよね。
「全然売れなかったけど、広告見直したら一気に100本売れた!」とか、
「口コミで広まって今では地域NO.1!」とか、
人は“V字回復ストーリー”に心動かされる。
リチャード選手も、ここからが物語の第2章の始まりです。
リチャードの復活劇、僕は心から楽しみにしてますよ!
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